症例報告<ぎっくり腰(あれれ腰)>

 


今回の症例は、ぎっくり腰の一種でいつの間にか腰痛が強くなっている「あれれ腰」と分類されます
発症後間もない腰痛であり、全体治療より局所治療を優先にしました
筋肉の機能解剖や神経の走行分布を考え、反応点を見つけることにより、短期間で治癒しました

仮名
  
○上○子  43歳 女性

主訴  
腰痛

現病歴 
今朝、ベットから起上る時に腰がなんとなく痛い感じがしたが、痛みなく動けた
その後、仕事をしていると徐々に腰の痛みが強くなってきた
昨日、中腰仕事をしたが、その時は特に痛みを感じなかった

理学テスト
前屈痛、ゆっくりなら少し曲げられる
後屈痛、痛みであまり出来ない
寝返り痛、腰を持ち上げようとすると痛みが強い
回旋痛、左にねじると痛い

第1診目<12月1日>
治療
触診すると腸肋筋と腰方形筋に筋緊張があった
それらの筋肉の反応点を丹念に探し、置鍼と灸をする
その他、反応があった上背部と殿部、下肢にも治療を加える
腰部にテーピングをする

第2診目<12月2日>
腰痛は軽減し、前屈、後屈とも出来るが痛みがある
寝返りは、ゆっくりなら痛みを感じない

治療
治療部位は前回と同様
腰部の針に通電を加え刺激量を増やす

第3診目<12月4日>
前屈、後屈、寝返りでは腰痛を少し感じる程度

症状の軽減経過が速いため、このまま治癒すると考え治療を終了した




 

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