症例報告<首の痛み>
仮名 山○高○ 男性 62歳
主訴 首が痛くて動かせない
現病歴 一週間前より徐々に首が痛くなり動かせない
特に思い当たる原因はない
ジッとしていても痛くだる重い
寝返りを打つと痛みで目が覚める
前屈痛(+) 後屈痛(+) 側屈痛(+)
回旋痛(+)で痛みにより全く首を動かせない様子
診断 僧帽筋の異状緊張により頚部の運動が制限されている
第1診
[治療]
背臥位にて 上肢の反応点に遠隔操作の治療
腹臥位にて 僧帽筋の頚椎部と胸椎部の筋緊張を緩める治療
足部の反応点に置鍼
虚している部分と実している部分に違う手技で治療
脈診にて肝虚が診られたので肝虚の処置
第2診
痛み少なくなり首を少し動かせるようになる
[治療]
前回の治療に頚部の治療点を増やす
スプリンゲル変形が現れた為、肩甲挙筋の反応点に治療
第3診
前屈痛と後屈痛は痛みがなくなるが、側屈痛と回旋痛がある
[治療]
僧帽筋前縁部と肩甲挙筋肩甲内上角部の緊張を緩める治療
前回の治療にパルス通電を加える
第4診
頚部痛軽減しているが車をバックさせる時に後ろを向くと痛い
[治療]
前回と同様の治療
第5診
運動しても痛みがなくなったため、治癒とする